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安部公房 天使 あらすじ [安部公房 天使]

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安部公房 天使についてのニュース。

「砂の女」「箱男」などの小説で知られる作家、
安部公房さん(1924~93年)の最初期の未発表短編が見つかりました。

タイトルは「天使」。

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22歳だった終戦後の46年に、
旧満州(中国東北部)からの引き揚げ船の中で書いたようです。
7日発売の「新潮」12月号に掲載されるみたいですね。

「天使」では精神障害のある男が病院を抜け出し、
通行人や自分を天使だと思い込みながらさまよい歩く様子が描かれているそうです。
私小説を徹底的に避け、虚構世界を描き続けた安部公房らしいプロットですね。

自分を天使だと思い込む話は、自らを火星人と称する男が登場する「人間そっくり」
自ら人類救済のための箱船を作る「箱船さくら丸」などの作品にも通じます。

糸で閉じたA5判のノート19枚に書かれ、
安部公房の母の実家を継いだ実弟の札幌市の自宅で見つかったようですが、
これまで発見されている中では、3番目に古い作品ということで
日本の近代文学の革命児、安部公房の文学を紐解く上で重要な作品になることは
間違いないと思われます。

安部公房では「箱船さくら丸」が最も好きな小説ですが、
初期の荒削りで陰鬱とした感じもたまらないですからね。



安部公房さんの「天使」、文学ファンは必読です!


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